どうも、こんにちは。
今回はRTA配信のために新しい機材を導入しましたよというお話。
買ったのはこれなんですけど
「Retrotink 5x-proやっぱ画質綺麗だな~」という思いと
「でもやっぱ6万近くかかるのは高ぇよな~」という思いが長年あり
「ならそれに近しい安価な機材を導入すればよくね?」と思っていて
長年存在には気づいていましたが
情報が少なく購入するのを躊躇していたこいつを購入しました。
ちなみにこれを購入するまで使っていたのはこっち。
https://ja.aliexpress.com/item/1005003383200767.html
480i/p出力出来て、入力遅延も限りなく少なかったので
Retrotink 2x-proに近い存在だったのかなと思います。
さて、今回購入したODV GBS-C。
先ほども申し上げた通りとにかく情報が少ない。
というわけで、人柱として購入した自分が初感含めレビューしておきたいと思います。
ちなみに上述の通り、5x-proを持っておりませんので詳細な比較はできません。
ただ、5x-proをお持ちの方は基本的に購入候補にはならないと思ってください。
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・値段
とにかく備えた機能を考えると他の同等機器に比べて限りなく安い。
Retrotink 5x-pro : ¥56,000(送料込み$370)
OSSC:¥23,886(送料込み€145.84)
ODV GBS-C:¥10,990
いや安すぎだろ
という点もあって、ずっと怪しいと思っていた品なんですけども。
結論だけ言っておくと、この値段で買える品としてはかなり良いです。
それこそ文句のつけようがないレベルで。
・機能面
つづいて機能面ですが
まず入力端子は以下
〇YPbPr端子(コンポーネント)
〇SCART端子
〇VGA端子
難点として上がるのがまずここで、俺らの強い味方"S端子"が対応していません。
どうやら色々調べていたところこの問題が顕著になるのは任天堂機器のようで、SFCはSCARTに対応しているとのことで問題ないのですが、GC/N64辺りはSCARTにもコンポーネントにも対応してないぽい?ので、コンポジット/S端子しか映像出力できない機器で普段遊んでいる方は購入しない方がよさそうです。
出力端子は
〇HDMI
〇VGA/3.5mmアナログジャック
特にこっちは問題ないと思います。
出力解像度は以下の通り
〇1920*1080(16:9)
〇1280*1024(5:4)
〇1280*960(4:3)
〇1280*720(16:9)
〇480p
この価格帯で1080pが付いてるのがやっぱり強すぎる。
そしてかゆいところに手が届く1280*960の4:3解像度があるのも嬉しいなと思います。
そして機能面で紹介しないといけないのが「機材の設定」なんですが
これがちょっとこの機器のクセが強い点。
Retrotink 5x-proの大きな違いとして「リモコン」がありません。
その代わりにWeb上で詳細設定ができる機能があります。
設定の画面はこんな感じになってます。
これのいいところが”プリセットの保存機能”。
細かく設定したものを保存して、必要なときに切り替えて
なんならこの設定画面から本体の再起動までできるところ。
そして悪い点が
工場出荷状態からまともな画面にするまで
この画面を使わないと設定ができないこと。
悪い点がかなりネックで
というのもこの機器、届いた状態でそのまま映すと画面がめっちゃ緑なんですよね
設定前
これを設定画面であれこれいじった結果、こうなります。
いやホント、情報がなさすぎてこれが一番困った。
どんな画面映しても若干緑に見える…画質向上の目的で買ってこれだと超悲しい。
ということで、この設定画面は細かく設定してから使うことになります。
購入される方は、"さぼてん"さんという方が1つ1つ設定の意訳を書いてくれているページがあるのでこれを参考に設定してみてください。
ちなみに緑色が治ったのは「ADCのキャリブレーション」という項目です。
・遅延
RTA勢がこれを購入するなら、一番気になるのは多分ここ。
結論だけ言うと、多分この系統の機材の中では一番ある方。
ただし、Retrotink 5x-proと比べ多分わずかに遅い程度、と行った感じだと思います。
自分には検証環境が用意できなかったので、数字ベースでは言えないのですが
RTAinGunmaで"Retrotink 5x-pro"を使わせていただいた時の感触と
以前まで使っていた"2x-proもどき(ほぼ遅延感じてなかった)"と体感比較すると
さすがに高解像度にアップスケーリングする関係で若干の遅延は否めませんが
FF9のコマンド操作に影響が出る程かというと「そこまででは…」という感じでした。
Youtubeで簡単な検証動画を上げてくれてる方がいるので
より数字ベースで確認したい方はその動画を見て貰うと良いと思います。
・まとめ
メリット
☆同系統の機種の中だととにかく群を抜いて安くて、コスパが高い
☆Amazonですぐにでも購入出来てハードルが低い
☆1080pのアップスケールコンバーターとして通常使うのに困ることはほぼない
デメリット
★S端子入力がない
★設定画面を扱えるようになるまでが難しい
★他機種と比べ若干遅延あり( 2x-pro<<5x-pro<GBS-C )
個人的にはこんな感じです、以上。